エアライン — 2014年8月25日 20:11 JST

スカイマーク、新割引運賃の最低額値下げ 羽田-札幌など2路線で

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 スカイマーク(SKY/BC、9204)は8月25日、搭乗前日まで予約できる新割引運賃「フリーフレックス」のうち、羽田-札幌線と神戸-那覇線の最低額を9500円に引き下げると発表した。

フリーフレックスの最低額を2路線で値下げするスカイマーク=14年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 フリーフレックスは10月26日から始まる冬ダイヤから適用される新運賃。空席連動型の割引運賃で搭乗前日まで予約でき、搭乗7日前までは取消手数料が不要で、6日前から搭乗予定便の出発後も有償で払い戻せる。

 羽田-札幌線は当初、フリーフレックスは1万2000円から2万1500円の価格帯で設定していたが、今回9500円から1万1000円の価格帯を追加し、最低額を引き下げた。神戸-那覇線も1万2500円から2万3000円だったものを、9500円からの設定に見直した。

 フリーフレックスは空席連動型のため、販売座席数の残数が多いほど安くなる。SKYでは冬ダイヤからフリーフレックスとともに、空席連動型で予約変更不可の割引運賃「フレックス」を導入。羽田-札幌線のフレックスは8500円から1万8000円で、今回の値下げにより最低価格は1000円差になった。

 7月の羽田-札幌線のロードファクター(座席利用率)は90.9%(前年同月比5.2ポイント上昇)で、全路線平均の74.4%(2.8ポイント上昇)を大幅に上回っている。

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