ボーイングは現地時間8月22日、米GE製GEnxを搭載する787-9型機について、FAA(米国連邦航空局)から型式設計変更(ATC)を取得したと発表した。
ATCは航空規定に準拠し、安全性と信頼性があることを証明するもの。787-9は英ロールス・ロイス製トレント1000を搭載する機体については、すでに787-9のローンチカスタマーであるニュージーランド航空(ANZ/NZ)へ初号機を引き渡し済み。同じくトレント1000を採用した全日本空輸(ANA/NH)にも最初の機体が引き渡され、8月から定期便に投入されている。
GEnxを搭載した初号機は、ユナイテッド航空(UAL/UA)に引き渡される。日本航空(JAL/JL、9201)の787-9もGEnxを採用しており、2015年度から引き渡しが始まる予定。
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ボーイング・ジャパン
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