日本航空(JAL/JL、9201)は8月20日、成田-那覇線を冬ダイヤが始まる10月26日から運休すると発表した。
現在同路線は、ボーイング767-300型機(261席:クラスJ42席、普通席219席)で1日1往復運航。4月から6月までのロードファクター(座席利用率)を見ると、昨年の同時期に40%台から50%台だったものが、今年は4月が22.2%(前年同月比20.2ポイント低下)、5月が25.3%(24.5ポイント低下)、6月が32.3%(25.5ポイント低下)と低迷していた。同一区間を運航するジェットスター・ジャパン(JJP/GK)など、LCC(低コスト航空会社)に利用者を奪われた。
JALはJJPに出資しており、国際線乗り継ぎの利用者は、JJPが運航する成田-那覇線のコードシェア便を利用できる。
また、国内線冬ダイヤの需給調整として、10月26日から羽田発着の出雲線と熊本線を増便し、福岡発着の出雲線、松山線、宮崎線、奄美大島線を減便する。
羽田-出雲線は1日5往復から6往復、熊本線は1日8往復から9往復に増便。福岡発着便は、出雲線が1日3往復から2往復に、松山線が1日6往復から5往復に、宮崎線が1日10往復から9往復に、奄美大島線が1日2往復から1往復にそれぞれ減便となる。
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日本航空
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