日本航空(JAL/JL、9201)は8月19日、東京・日本橋の日本橋ふくしま館「MIDETTE(ミデッテ)」前で福島県出身の運航乗務員や客室乗務員などが同県の観光パンフレットを配り、特産品のモモをピーアールした。
JALグループでは被災地復興支援の一環として、「行こう!東北へ」プロジェクトを実施中。定期的に東北各県の物産販売を手伝っている。今回は福島県の首都圏での情報発信拠点として4月12日にオープンした同館前で、大西賢会長やJAL社員がパンフレットを通行人に配り、モモを販売する館内に誘導した。
JALは福島空港が開港した1993年3月20日から就航したが、利用低迷などで2009年1月31日に撤退。現在は定期便を運航していないが、復興支援の一環として昨年12月にハワイ、今年1月と4月に那覇へのチャーター便を運航した。
定期便再開について大西会長は「慎重にやっていく。チャーターなど不定期便で実績を重ねていきたい。ぜひ地元の方にご利用いただきたい」との考えを示した。
福島県を応援する同社イベントへの参加は初めてという同県出身の客室乗務員、吉田理恵子さん(25)は、「道行く人が福島を応援してくれるのがうれしかった」と感想を語った。
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日本航空
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