オンライン旅行サイトのエクスペディア(米・ワシントン州)は、日本のポップカルチャーを発信する米・デラウエア州のTokyo Otaku Mode(TOM)と提携し、観光庁の訪日促進事業「ビジット・ジャパン事業」で訪日需要を喚起するプロモーションを実施している。TOMが同事業に参加するのは、2013年に続き2回目。
今回のプロモーションは、TOMが昨年開設した特設サイトをリニューアルし、訪日客が多い東アジアや東南アジアをおもなターゲットとして展開。その中でもいわゆる「オタク」層が多いインドネシア、昨年7月に観光目的の日本入国ビザ(査証)が免除されたタイ、日本文化に興味を持つ人が多い台湾の人々を喚起したい考え。さらに北米を中心とした英語圏にも展開する。
ページ内で訪日に関するアンケートを実施し、回答者にはエクスペディアで使えるクーポンをプレゼントする。訪日した際の記念写真を、2015年1月15日までのキャンペーン期間中にフェイスブックやツイッターに投稿した人の中から抽選で50人に、TOMのオンラインショップで使える5ドル(約510)分のクーポンをプレゼントする。そのほか、日本文化研究家やコスプレイヤーが日本を紹介する動画コンテンツなどを掲載する。
エクスペディアの各国版サイトでは、ホテルなどのセール情報をメールやフェイスブックで配信。台湾やタイ、香港、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシアで実施する。セール期間は1カ月につき5日間で、12月まで実施。日程は月により異なる。
TOMは2011年3月、フェイスブックで日本のポップカルチャーを紹介するページを開設。翌秋には日本のオタク関連ニュースを配信するウェブサイトをオープンし、ユーザーが自身の作品を投稿できるサービスも展開している。
関連リンク
Visit Japan with Tokyo Otaku Mode
エクスペディア
訪日旅行促進事業(観光庁)
・ビザ免除から1年、ASEAN発の訪日どう変化?(14年6月21日)
・一番迷惑なのは子供の面倒見ない親 エクスペディアが米で調査(13年12月30日)