全日本空輸(ANA/NH)のボーイング787-9型機の同社向け初号機(登録番号JA830A)が8月4日、定期便就航を前に招待フライトを実施した。
同機は日本と米国の小学生ら招待客171人を乗せて、羽田空港を出発。富士山から名古屋、京都、宮津、琵琶湖、東京ディズニーランド上空を経て、約2時間後に羽田へ戻った。
出発前に開かれた式典には、来賓のキャロライン・ケネディ駐日米国大使やANAホールディングス(9202)の大橋洋治会長らが出席。大橋会長は近年、同社の社外向け行事に姿を見せる機会が減っており、久々の登場となった。
777-200並みの座席数
787-9は胴体が前方と後方でそれぞれ3.05メートル、計6.1メートル長くなり、航続距離を300海里(555キロメール)延長。座席数と貨物搭載量が787-8と比べて約1.2倍に増えることで、運航コストが低減し、ANAの次世代主力機となる。
初号機は国内線仕様で、プレミアムクラス18席、普通席377席の計395席。従来の787-8の国内線仕様機と比べ、60席(プレミアム6席、普通席54席)多く設定した。幹線の主力である777-200(405席:プレミアム21席、普通席384席)とほぼ同等の座席数だ。
2号機は今秋に受領予定で、2015年3月末までに国際線仕様機(215席:ビジネス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー146席)を1機受領する。
ANAは787を80機発注済みで、このうち787-8が36機、787-9が44機と、787-9が半分以上を占める。787の発注量としては世界最大となっている。
国内線定期便には8月7日から就航。羽田-福岡線、伊丹線、松山線に投入する。
招待フライトの前には、報道関係者には機内が公開された。本写真特集は787-9初号機の機内外や離陸の様子を、33枚の写真でまとめた。
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