ANA、機内食充実へ　「コノシュアーズ」新メンバー4人

　全日本空輸（ANA/NH）は9月から、機内食のプロデュースチーム「ザ・コノシュアーズ」に新たなメンバーを加える。参加するのは洋食担当2人と和食担当2人。現メンバーを合わせ、総勢26人のチームでプロデュースし、日本の航空会社として和食を充実させる。

9月提供開始のアニー・フェオルデ氏の料理（ANAの資料から）

　イタリア料理を担当するのは、コノシュアーズ初の女性メンバー、アニー・フェオルデ氏。1973年にソムリエのジョルジョ・ピンキオーリ氏とフィレンツェでワインバーを開店し、1993年には女性初のミシュラン3つ星を獲得している。日本では名古屋にレストラン「エノテーカピンキオーリ」を開店。フェオルデ氏の料理は、成田と羽田を出発する、深夜便とホノルル線を除く北米・欧州路線ビジネスクラスで9月から提供を開始する。

　フランス料理を担当するピエール・ガニェール氏は、1981年に自身の名前を冠したレストランをオープン後、ミシュランの3つ星を獲得した。日本では東京・赤坂のANA インターコンチネンタルホテル東京に出店している。ガニェール氏の料理は、12月以降に提供を開始する。

9月提供開始の奥田透氏の料理（ANAの資料から）

　和食を担当するのは、ミシュラン2つ星の料理人、奥田透氏。2003年に「銀座小十」を、2011年には「銀座奥田」を開店。2013年にはパリに「OKUDA」をオープンし、2014年にはフランス版ミシュランで1つ星を獲得している。奥田氏の料理は、成田と羽田を出発する北米・欧州路線ファーストクラスで9月から提供を開始する。

　ミシュラン2つ星の料理人、西川正芳氏も和食を担当する。2009年に京都に「祇園にしかわ」を開業、翌年に関西版ミシュランで1つ星を獲得。2012年以降は2つ星を獲得している。西川氏の料理は、12月以降に提供を開始する。

　ザ・コノシュアーズは有名レストランのシェフ、酒やコーヒーの専門家、ANAのシェフからなるチームで、2013年9月に発足した。

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全日本空輸
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