ボーイングは現地時間7月17日、ファンボロー航空ショーで合計201機、カタログ価格の金額ベースで402億ドル(約4兆676億円)の受注を獲得したと発表した。ライバルのエアバスは496機、753億ドルだった。受注のうち確定発注が106機、発注コミットメントが95機となった。
ショー初日の14日には、737 MAX 8に200席仕様を追加すると発表。1席あたりの運航コストを下げることで、LCC(低コスト航空会社)に売り込む。ボーイングでは、737-800など737NG(次世代737)と比べて、燃費が20%改善するとしている。
777の後継となる777Xは、カタール航空(QTR/QR)が777-9Xを50機発注。昨年11月にドバイ航空ショーで発表された発注コミットメントを確定発注に切り替えた。また、機内環境を787のものをベースに開発を進めると発表した。
787は、787-9をMGアビエーションが2機確定発注し、アボロンから6機の発注コミットメントを獲得。737 MAXは確定発注が26機、発注コミットメント獲得は85機となった。
関連リンク
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ボーイング・ジャパン
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