リージョナルジェット機「MRJ」を開発中の三菱航空機は、英国で7月14日から開催中のファンボロー航空ショーで、上級クラスとエコノミークラスの間に設置する輪島塗りの間仕切りを展示している。
展示された間仕切りには、富士山やメジロなどが描かれた。今回展示されたものは木製で、航空機に求められる耐火性の関係でそのままでは搭載できない。同社ではファンボローでの顧客の反応を見て、内装オプションに追加できるかを検討するという。
今回の間仕切りは、石川県の輪島塗り業界からの提案で実施。漆が火に強いことから、MRJが日本製であることをアピールする材料のひとつとして展示された。
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