ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は7月14日、欠航や遅延が発生時の見舞金支払いサービスや海の家のオープンなど、夏の旅行需要獲得に向けた新戦略を発表した。東京・恵比寿で開催した発表会には、JJPのイメージキャラクターを務める女優の桐谷美玲さんも参加した。
「あんしん Plus・あんしん MAX」は、JJP国内線で欠航や遅延が発生した場合に、対象者に見舞金を支払うサービス。エコノミークラスの「スターター・プラス」「スタータ・マックス」運賃で航空券を購入した搭乗客が対象で、見舞金額はプラスが1万円、マックスが2万円となる。
当該便の欠航や運休、出発予定時刻から6時間以上の遅延が発生した場合に支払われ、JJPの都合による欠航・遅延や天候不良、鹿児島・桜島の火山灰降灰も支払いの対象となる。見舞金は事象発生から60日以内にJJPが定める請求書をファクス、郵送、メールのいずれかで提出、翌々月末日までに指定口座に振り込まれる。
7月1日からは神奈川・鎌倉の由比ヶ浜にビーチハウス「ジェットスター・オン・ザ・ビーチ」を期間限定で開設。飛び立つ機体をバックに大波に乗っている気分を体験できるトリックアートの設置や、オリジナルサングラスを使ったツイッターキャンペーンを実施する。期間中の数日は、桐谷さんが携わった「海の家限定ユニフォーム」を着た客室乗務員が登場する。
ビーチハウスに設置するトリックアートを目にした桐谷さんは、「波がとても夏らしい。機体も入っているので、一緒に撮影したら、とてもかっこいい写真に仕上がると思う」とワクワクした様子で答えた。
桐谷さんが携わった『海の家限定ユニフォーム』について、どのようなイメージで考えたのか、との質問には「客室乗務員の皆さんは、明るくて元気で親しみやすいので、そのイメージを大切にしたいと考えた。夏の海なので、スポーティさも取り入れた」と、自身のアイデアが生かされた仕上がりに満足の様子だった。
フォトセッションでは、トリックアートのサーフボードに立って撮影スタート。サーフィンの経験がほとんどない桐谷さんは、自身がボードに立つ姿を「ちょっとぎこちないですよね」としながらも、記者陣の要望に応えたポーズを披露した。
JJPは7月6日に累計搭乗者数が500万人を突破。31日からは国内9路線を対象に機内食「プリオーダーミール」の提供を開始、4種類のメニューのうち1種類は東京・世田谷の昭和女子大学の学生たちが開発した。JJPが本格的な機内食を提供するのは初めてとなる。
関連リンク
ジェットスター・ジャパン
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