7月7日夜、客室乗務員(CA)をテーマにした2時間ドラマが放映される。深田恭子さん主演の「キャビンアテンダント刑事~ニューヨーク殺人事件~」(フジテレビ系列、7日午後9時から午後10時48分)だ。同ドラマは日本航空(JAL/JL、9201)が協力し、昨年6月に導入したCAの新制服がドラマ初登場となる。
深田さんは国際線ビジネスクラスを担当するCA、斉藤美穂(31)役で出演。CAが登場する同局のドラマでは、1997年から放映された「スチュワーデス刑事」シリーズが人気を博した。国際線CAが海外のステイ先で事件に巻き込まれながらも、CAならではの知識で事件を解決していくもの。今回の「キャビンアテンダント刑事」はそのリメーク版とも言えるもので、ほぼ全編をニューヨークで撮影したコメディ&トラベルミステリー作品となっている。
今回「キャビンアテンダント刑事」を企画したのは、フジテレビ編成制作局ドラマ制作部の関口大輔プロデューサー。大学時代にニューヨークで映画制作を学んだ関口さんは、「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「それでもボクはやってない」といったヒット映画や、パイロットやCAなど航空会社の人々を描いた映画「ハッピーフライト」をプロデューサーとして手掛けた。
フジテレビ系テレビドラマでも、管制官を主人公にした「TOKYO コントロール」「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」と、航空業界を取り上げた作品を送り出している。今回主演の深田さんは「TOKYOエアポート」でも主演を務め、同ドラマで共演した佐々木希さんも、深田さん演じる斉藤CAを慕う後輩CA、真野はるか(24)役で登場する。
「ハッピーフライト」をはじめ、関口さんが手掛けた航空関連の作品は、業界関係者からも評価が高い。「キャビンアテンダント刑事」も、JALの新制服だけではなく、機内シーンは羽田の格納庫で実機を用いて撮影した。こうしたこだわりが、作品の質の高さにつながっている。
「リアルな情報を集めてフィクションを作っていく」。こう話す関口さんに、「キャビンアテンダント刑事」の見どころや、作品作りのこだわりを聞いた。
脚本はわかりやすく、描写はこだわる
「取材して自分が驚いたことを、なるべくドラマに反映させたいと思ってます」と話す関口さん。今回の「キャビンアテンダント刑事」では、無線LANによる機内インターネット接続サービス「スカイWi-Fi」が使えるようになったことを、ギミックとして取り入れたという。
「本当は行きは777-300ERだからWi-Fiが使えるけど、帰りの便は(機体がカーボン製の)787だから使えない、というのもやりたかったのですが、マニアックすぎるのでやめました(笑)」と、子供からお年寄りまで視聴するドラマゆえ、マニアも納得するこだわりと、わかりやすさのバランスに苦労したそうだ。
機体の外観カットも、ボーイング777-300ER型機であれば同型機を撮った。「脚本はわかりやすくしましたが、
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