エアライン, ボーイング, 官公庁, 機体 — 2014年6月17日 10:03 JST

ボーイング787-9、FAAとEASAから型式証明取得

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 ボーイングは現地時間6月16日、787-9型機がFAA(米国連邦航空局)とEASA(欧州航空安全局)から商業飛行に必要な型式証明(TC)を取得したと発表した。これにより、同社は787-9のローンチカスタマーである、ニュージーランド航空(ANZ/NZ)への引き渡しの最終段階に入った。

4月にロールアウトしたニュージーランド航空の787-9初号機=4月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 787-9の試験飛行は、2013年9月に開始。これまでに5機の試験機により、1500時間以上の飛行試験が実施された。FAAとEASAは、787-9が航空規定に準拠し、安全性と信頼性があることを証明する型式設計変更(ATC)を発効した。

 FAAからは、同時に変更製造証明(APC)も取得。同社が設計に準拠した787-9を製造できることを検証した。EASAもこれを承認した。

 787-9は全長が6メートル長くなり、航続距離が300海里(555キロメール)延長しながらも、消費燃料は同クラス機よりも20%削減できるとしている。3クラス仕様のメーカー標準座席数は、787-8の242席に対して約40席増加し、280席程度となる。

 これまでに26顧客から413機を受注しており、787の受注の40%を占める。

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