「運賃が10年前に戻ってしまう」スカイマーク西久保社長、自主独立を強調

　スカイマーク（SKY/BC、9204）の西久保愼一社長は6月13日、業績の悪化などでささやかれる日系大手2社や海外の航空会社による買収について、否定的な考えを示した。

スカイマークの西久保社長＝14年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　西久保社長は「航空運賃が10年前に戻ってしまう。この10年の仕事がまったく意味をなさなくなる。多少見苦しくても、粘れるところまで粘っていきたい」と説明し、独立系航空会社としての経営形態を守る意向を述べた。

　「去年はお世辞にも良い業績ではなかった。自主独立が存在価値だと思っており、これからも変わることはない」とし、一連の噂については「ほとんどがあてもないような話」と一蹴。西久保社長自身が保有する株についても、手放さない考えを示した。

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