エアバスは現地時間4月30日、A320neo初号機の最終組立が仏トゥールーズで急ピッチで進んでいると発表した。初飛行は2014年中に実施し、2015年に引き渡しを予定している。
3月に始まった最終組立は、仏サンナゼールと独ハンブルクで組み立てられた前部と後部胴体が結合後、翼などを胴体に結合。主翼は英ブロートン、垂直尾翼は独シュターデ、水平尾翼はスペインのヘタフェ、エンジンパイロンは仏サン-エロワ、フラップが独ブレーメンで製作し、メインの飛行試験用の計測機器を設置した。
並行して、米プラット・アンド・ホイットニー社製のエンジン「PurePower PW1100G-JM」が5月に届く見込み。
A320neoは燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備し、燃費を15%向上し、二酸化炭素排出量は年間3600トン削減する。2010年以降、50の顧客から2600以上を受注し、市場の60%を占めている。
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