日本航空(JAL、9201)が4月30日に発表した2014年3月期連結決算の純利益は、2013年3月期比3.2%減の1662億5100万円だった。売上高は1兆3093億4300万円(5.7%増)、営業利益が1667億9200万円(14.6%減)、経常利益が1576億3400万円(15.2%減)の増収減益で、国際線が好調だったものの、円安や燃油高が利益を押し下げた。期末配当は1株160円。
14年3月期は欧州・東南アジアが牽引
国際線の旅客収入は7.6%増の4375億円。欧州と東南アジアが好調で、ボーイング777-300ER型機の新仕様機「スカイスイート777」の投入路線拡大などが奏功した。円安で海外発券分の単価が向上。尖閣諸島問題の影響を受けた中国路線は、日本発のビジネス需要は堅調に推移し、中国発の観光需要は円安の影響で大幅に増加した一方、日本発の観光渡航は依然として低調だった。
有償旅客数は2.6%増の772万3000人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は3.3%増、有償旅客が搭乗して飛行した距離を示すRPK(有償旅客キロ)は4.0%増、ロードファクター(座席利用率、L/F)は前年度より0.4ポイント高い76.5%、旅客単価は4.8%増の5万6657円だった。
国内線は有償旅客数が4.0%増の3121万8000人と国際線よりも増加したが、
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