グーグルのメール共有サービス「グーグルグループ」で中部空港(セントレア)と新千歳空港の図面などが、インターネット上で誰もが閲覧できる状態になっていた。4月10日夜以降は非公開となっている。
セントレアを運営する中部国際空港会社によると、同空港はグーグルのオンライン地図サービス「グーグルマップ」で建物内の施設を表示する「インドアマップ」用として、グーグルに情報を提供している。
インドアマップ上のレイアウトや店舗名、連絡先などの修正を依頼する際、グーグルの日本法人が修正窓口にあたるグーグルグループを指定。中部空港会社が図面などを添えて情報提供したところ、グーグル側が公開設定を誰でも閲覧できる「一般公開」に設定していた。
両空港会社が提供した図面には、職員用通路なども記載されていた。中部空港会社では、「閲覧するにはグループ名の入力が必須で、検索エンジンで検索するだけではヒットしない状態だった」としている。
国土交通省は全国の空港に対し、情報管理の徹底を指示した。
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中部国際空港 セントレア
新千歳空港ターミナルビル