空港 — 2014年3月25日 08:00 JST

関空、独ライプチヒ・ハレ空港と提携 貨物と環境対策で

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 新関西国際空港会社は3月24日、関西空港と独ライプチヒ・ハレ空港が戦略的空港提携の構築に関する覚書を締結したと発表した。貨物と環境対策を主眼に協力関係を構築する。

ライプチヒ空港と提携を結んだ新関空会社の安藤社長(右)ら(同社資料から)

 ライプチヒ・ハレ空港は欧州域内の貨物ハブ空港の1つとして、DHLとエアロロジック(DHLエキスプレスとルフトハンザカーゴのジョイントベンチャー)が拠点を置く。開港は1927年で3600メートルの滑走路が2本あり、同一グループに属するドレスデン空港を含めた2013年の年間実績は、旅客数が約400万人、発着回数が約9万回、貨物取扱量が約89万トン。貨物取扱量はドイツ国内ではフランクフルトに次ぐ2位、欧州域内では5番目の規模となる。

 また、両空港は太陽光発電などの環境施策を積極的に取り組んでおり、環境先進空港という共通点もある。

 これまで関空は、カナダのバンクーバー空港、オーストラリアのゴールドコースト空港と主に旅客を対象とした提携を進めてきているが、ライプチヒ空港とは貨物と環境を主眼に取り組む。両分野での提携は、関空としては初めて。ライプチヒ空港としては日本初提携で、アジアでは3番目。

 両空港は戦略的に提携することで、関空と欧州間の貨物ネットワークの強化を図り、空港運営での環境保全など、環境面においても協力体制を構築していく。

関連リンク
関西国際空港
Leipzig Halle Airport

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