日本航空(JAL、9201)の東京・羽田にある見学施設「スカイミュージアム」の年間来場者数が3月24日、10万人に達した。これを記念し、静岡県浜松市から訪れた鈴木唯央(いお)君(7)に、特別塗装機「JALハピネスエクスプレス」の1号機(ボーイング777-200型機、登録番号JA8985)の模型と航空券がプレゼントされた。
JALでは社会貢献活動(CSR)の一環として、機体整備工場の見学を1951年の会社設立間もない頃から無償で実施。1994年からは統合前の旧日本エアシステム(JAS)も工場見学を開始し、昨年7月には見学施設をスカイミュージアムとしてリニューアルオープンした。
工場見学ブームなどで来場者が年々増加。2009年度は6万4000人、2010年度は7万3000人、2011年度は8万1000人、2012年度は9万3000人と順調に増え、今年度は3月末で10万2000人に達する見通し。
見学は1日4回で、1回の定員は100人。「半年先の予約受付開始と同時に、すぐ埋まってしまう」(JALの溝之上正充広報部長)と人気が高い。
パイロットと整備士からプレゼントを手渡された唯央君は「うれしい」と、やや恥ずかしながら感想を話した。
スカイミュージアムでは今後、歴代制服やポスターなどリニューアル後に展示を始めた物をじっくり見学したい人を対象に、10月から新コースを設ける予定。
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