エアバス, エアライン, 機体 — 2014年3月19日 12:30 JST

フィンエアー、フルフラットシート搭載機を日本路線投入 4月から

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 フィンエアー(FIN)は、4月1日からビジネスクラスにフルフラットシートを搭載したエアバスA330型機とA340を、日本路線を含む長距離国際線9路線に順次投入する。

フルフラットシート搭載機を日本路線に導入するフィンエアー=13年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 4月1日からは、ヘルシンキ発着の成田、ニューヨークの2路線で運航を開始。5月1日からは北京、ソウル線、6月1日までに関西、中部、ハノイ、香港、上海路線に拡大する予定。

 今回導入されるシートは、フィンエアー最新の4機のA330に採用されているゾディアック・シート・UK社の「ヴァンテージ」。シート幅は58センチで、全長最大200センチのフルフラットベッドとして利用できる。個人用の読書灯や調節可能なヘッドレスト、ムードライト、多様な機内エンタテインメントオプションも備えている。

 フルフラットシートの更新完了後は、3機の旧型機材を除く、全ての長距離線用エアバス機のビジネスクラスに、フルフラットシートが装備されることになる。2015年には欧州の航空気社では初めてA350 XWBの導入が開始され、それに伴い3機の旧型機材は退役する。

 現在FINは、アジアと北米の長距離15路線で、A330とA340を計15機運航。2015年下期から、11機のA350XWBの導入を予定しており、さらに8機を追加することも計画している。同社では、2020年までにアジア路線の売上を倍増させる計画を進めている。

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