東日本大震災の発生から3年となる3月11日、仙台空港では震災発生時刻の午後2時46分に乗客や職員らが1分間の黙祷を捧げた。
ターミナル2階中央催事場では、東日本大震災の写真展や物産展が開かれ、乗客らが足を止めていた。また、3.02メートルに達した津波の到達高さが示された1階ロビーの柱の前で写真に収まる人もみられた。
仙台空港では、今月卒業する小学生や中学生を全日本空輸(ANA)が招待し、同じく今月末で全機が退役するボーイング747-400型機を使った「ボーイング747-400卒業フライト」を15日に実施する。
空港近くで妻と共に飛行機を眺めていた、仙台出身で福島県在住の男性(74)は、幼少期に住んでいた街を訪れた帰りに車で空港を訪れたという。「こんな鉄の塊が飛ぶのが信じられなくて、空港にはつい見に来てしまう。ジャンボ機が来るなら、土曜日もぜひ見に来たい」と話していた。
関連リンク
仙台空港
・ANA、747-400卒業フライト 写真特集・福島編(14年3月23日)
・ANA、747-400卒業フライト 写真特集・仙台編(14年3月22日)
・ANA、仙台と福島で747卒業フライト 両空港でローパスも(14年3月15日)
・仙台空港周辺、復興進むも道半ば 廃棄物処理など課題(12年3月17日)
・仙台空港、震災発生時刻に黙祷(12年3月12日)