エアライン, ボーイング, 機体 — 2014年2月10日 23:30 JST

スクート、787-9は375席に 11月から受領、全席電源付きでWi-Fi装備

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 スクート(SCO)は2月10日、11月から受領を開始するボーイング787-9型機について、座席数を375席にすることを明らかにした。全席電源付きで、無線LANによるインターネット接続に対応する。

スクートの787に2-3-2配列で配されたスクートビズ(同社提供)

スクートビズに備えられた電源(同社提供)

 SCOは現在6機の777-200(402席)を運航しているが、2012年10月に787-8と787-9を10機ずつ、計20機を導入すると発表。いずれも親会社のSIAが06年10月に発注した機体で、エンジンは英ロールス・ロイス製トレント1000を搭載する。SCOのキャンベル・ウィルソンCEO(最高経営責任者)は13年10月に来日した際、今年11月に787-9の初号機を受領し、日本路線への787導入は「1番目か2番目になるだろう」と述べていた(関連記事)。

 375席のうち、35席がプレミアムエコノミークラス「スクートビズ」で、2-3-2配列。ゆりかごのような角度になるリクライニング機能を備える総革張りシートとなる。エコノミークラスは340席で、配列は3-3-3となる。

 SCOでは、11月にシアトルで行われる初号機の受領式に向けて、イベントを計画しているという。抽選で選ばれた人が、ウィルソンCEOとともに受領式に参加する。

 また、787-8の初号機は15年半ばまでに引き渡される見通し。座席数は約330席としている。SCOでは、787-9の就航路線は近日中に決定する予定で、15年半ばまでに全路線を既存の777-200から787に置き換える計画。

 787-9を運航する航空会社としてSCOは、ローンチカスタマーであるニュージーランド航空(ANZ)次いで2社目となる。ANZの初号機は、今年中頃の引き渡しを予定している。

3-3-3配列となるスクートの787のエコノミークラス(同社提供)

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