那覇空港ビルディングは2月8日、那覇空港の新国際線ターミナルを報道関係者に公開した。17日に開業し、現ターミナルから航空会社10社が移転する。
新ターミナルは2012年6月に着工し、総事業費80億円をかけて1月に完成した。延床面積は現ターミナルの3.6倍となる2万3700平方メートルで、地上4階建て。PBB(搭乗橋)は4基設置し、エアバスA330型機やボーイング767などの中大型機は最大2機、737やA320など小型機であれば最大4機駐機できる。
ターミナル出入口のある1階には、有料待合室を設置。空港ビルでは、添乗員がツアー客に旅程を説明するなどの用途を想定している。到着時の手荷物受取所も1階にあり、そのままバス乗り場などへ向かえる。一般導線と別の場所には貴賓室を用意し、国賓や県知事などが利用する部屋と、その他要人が使用する部屋の2部屋を設けた。
2階には、琉球建築をイメージしたチェックインカウンターを設置。手荷物検査や税関、出国審査施設、搭乗待合室も2階に集約した。待合室の広さは、現ターミナルの4倍となる。免税店などの店舗も、待合室内にオープンする。
ラウンジは航空会社共用のものが1カ所。席数は30席で、電源コンセントを備える。
搭乗口は41番から43番までの計3カ所で、41番は搭乗時にバス、42番と43番はPBBを使用。空港ビルによると、ターミナル計画当時、那覇発着の国際線は小型機が中心だったが、このところA330など中型機の就航が増えているという。
3階は検疫と入国審査。到着施設を天井が高い3階に配置することで、海外から沖縄に着いた人が開放感を感じられるようにし、空港周辺の海を見渡せるようにした。
4階には展望デッキが設けられたが、柵が近年主流のワイヤーではないため、眺望は芳しくない。開業当初は無料開放するが、一定期間後は入場料100円を徴収する。
ターミナル内には、飲食店やコンビニエンスストア「ローソン」や免税店「DFSギャラリア」など物販が4店舗、飲食が4店舗の計8店舗が入る。
現ターミナルは年内に解体され、跡地に駐機場が設けられる。空港ビルによると、今年度の国際線ターミナルの乗降者数は90万人になる見通し。
施設利用料は、1人あたり大人(満12歳以上)1000円、子ども(満2歳以上満12歳未満)500円。運賃に含めて徴収する。
*以下、国賓用貴賓室など新国際線ターミナルの各施設を写真で紹介します(出入国審査施設など国の施設は撮影禁止のため、写真がありません)。
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