日本航空(JAL、9201)は2月4日、同社マイレージサービス「JALマイレージバンク(JMB)」のウェブサイトで起きた不正アクセスについて、現時点で65人が被害に遭った可能性があり、このうち40人の被害が確認されたことを明らかにした。被害総額は200-300万円規模に上るとみられる。
1月31日から2月2日にかけて同社コールセンターにJMB会員7人から、身に覚えのない特典交換で、マイルが引き落とされているとの問い合わせがあった。調査したところ、特典交換のひとつであるオンラインショップ「アマゾン」のギフト券への交換が、会員に無断で行われていた。JALでは、2日午後4時から同ギフト券への交換を中止している。
同ギフト券に交換された可能性がある会員は65人。4日現在、43人に連絡が取れ、問い合わせ7人を含む40人が被害に遭っていたことが判明した。ギフト券への無断交換以外に被害は確認されていないという。
アマゾンのギフト券はメールで会員に送られる。被害に遭ったケースでは、ギフト券を受け取るメールアドレスが、会員が登録したものから改ざんされていた。
JMBのウェブサイトは、パスワードが数字のみ6桁。JALでは国内2400万人、海外300万人の計2700万人の会員に対してパスワード変更を呼びかけているが、今後原因を調査していく中でパスワードの強化なども検討していくという。
問い合わせ先は、専用ダイヤル0120-25-8750。受付時間は4日から7日が午前8時から午後9時までで、8日と9日は午前9時から午後5時半まで。10日以降の問い合わせ先は、決定次第発表する。
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