エアバスは現地時間1月27日、インド民間航空省が同国内でのA380型機の運航を承認したことについて、歓迎する声明を発表した。
A380は1便あたりの座席数を多くできることから、発着枠が限られている空港でも大量輸送に適している。座席あたりの運航コストを抑えられることが、航空会社の利益につながるとしている。
好景気で中産階級が育ちつつあるインドは、航空市場も世界でもっとも急成長を遂げている。便を増便することなく旅客数を増やすことが可能なA380のような大型機は、インド市場の成長を取り込むために有効だという。
A380はこれまでに世界の航空会社10社に120機以上が引き渡され、旅客数は5000万人にのぼる。合わせて約15万便、120万飛行時間に達しており、あらゆる規模の約160空港に就航している。