世界の航空関連情報を提供する英OAGは、2024年の年間提供座席数が多い路線を選出した。国際線は香港-台北(桃園)線、各国の国内線はソウル(金浦)-済州線の提供座席数が最も多い路線となった。国内線では羽田発着の幹線4路線のうち3路線が上位10路線にランクインした。
各路線とも定期路線の往復便座席数で、OAGが集計する毎月第1週時点でのデータから集計。増減率とランキングは前年の2023年比のほか、コロナ前の2019年比も算出した。
国際線のトップは香港-台北線で、昨年の3位からコロナ前の首位に返り咲いた。提供座席数は前年比48%増の678万1577席で、2019年比では15%減となった。2位はカイロ-ジッダ線(546万9274席:前年比14%増、19年比62%増)、3位は成田-ソウル(仁川)線(541万456席:30%増、68%増)がランクインした。4位はクアラルンプール-シンガポール線(538万2163席:10%増、3%減)、5位は関西-ソウル線(498万2769席:18%増、45%増)だった。
国内線のトップはソウル(金浦)-済州線で、昨年とコロナ前の首位をキープ。提供座席数は前年比3%増の1418万3719席で、2019年比では19%減となった。2位は羽田-札幌(新千歳)線(1193万1572席:前年並み、19年比5%減)、3位は羽田-福岡線(1133万5551席:前年比1%増、19年比1%減)がランクインした。4位はハノイ-ホーチミン線(1063万1435席:2%減、4%増)、5位はメルボルン-シドニー線(921万7377席:1%減、7%減)で、昨年とコロナ前で上位5路線の順位に変化はなかった。
国内上位10路線のうち5位のメルボルン-シドニー線と、6位のジッダ-リヤド線を除き、8路線がアジア太平洋地区の路線となった。また7位には羽田-那覇線が入り、上位10路線のうち3路線を日本路線が占めた。
提供座席数の多い国際線上位10路線(今年・前年・19年順位、路線、提供座席数:前年比、19年比の順)
1位(3位、1位) 香港-台北(678万1577席:48%増、15%減)
2位(2位、14位) カイロ-ジッダ(546万9274席:14%増、62%増)
3位(5位、16位) 成田-ソウル(541万456席:30%増、68%増)
4位(1位、2位) クアラルンプール-シンガポール(538万2163席:10%増、3%減)
5位(4位、12位) 関西-ソウル(498万2769席:18%増、45%増)
6位(6位、19位) ドバイ-リヤド(430万6599席:8%増、37%増)
7位(11位、4位) バンコク-香港(420万1802席:29%増、13%減)
8位(7位、3位) ジャカルタ-シンガポール(406万9071席:4%増、26%減)
9位(9位、9位) バンコク-シンガポール(403万3344席:16%増、5%増)
10位(8位、8位) ニューヨーク-ロンドン(401万1235席:3%増、5%増)
提供座席数の多い国内線上位10路線(今年・前年・19年順位、路線、提供座席数、前年比、19年比の順)
1位(1位、1位) ソウル-済州(1418万3719席:3%増、19%減)
2位(2位、2位) 羽田-札幌(1193万1572席:前年並み、5%減)
3位(3位、3位) 羽田-福岡(1133万5551席:1%増、1%減)
4位(4位、4位) ハノイ-ホーチミン(1063万1435席:2%減、4%増)
5位(5位、5位) メルボルン-シドニー(921万7377席:1%減、7%減)
6位(8位、8位) ジッダ-リヤド(870万415席:10%増、9%増)
7位(7位、9位) 羽田-那覇(803万3641席:1%増、4%増)
8位(9位、6位) デリー-ムンバイ(796万3686席:9%増、3%減)
9位(6位、7位) 北京-上海(771万4758席:8%減、5%減)
10位(11位、13位) 広州-上海(701万321席:2%減、10%増)
関連リンク
OAG
・2023年、提供座席が最も多い国際線は? 国内線トップ10に羽田3路線=英OAG(23年12月28日)
・2023年、利用者が最も多い空港は? 首位はアトランタ、羽田は3位=英OAG(23年12月28日)
・23年の世界最長はどの路線? トップは1.5万キロ18時間超=英OAG調査(23年7月20日)
・22年定時性、世界一はガルーダ 上位20社にANAとJALもランクイン=英OAG(23年1月29日)
・22年の空港定時性、日本勢が上位占める メガ部門首位は羽田=英OAG(23年1月29日)
・提供座席が最も多い国際線は? 国内線トップ10に羽田3路線=英OAG(22年10月15日)
・夏ダイヤの提供座席数、最も多い航空会社は? 英OAG、上位20社データ公開(20年11月5日)
・各国の定期便、新型コロナでの減少率は? 英OAG、日本語版データ公開(20年6月12日)