エアバスは現地時間12月20日、エア・カナダ(ACA/AC)がA220-300型機を5機追加発注したと発表した。今回の発注で、同社が確定発注したA220-300は65機となった。
エア・カナダはA220-300を2016年に45機、2022年に15機発注しており、今回で3回目。2020年1月16日に初号機(登録記号C-GROV)を就航させ、カナダ国内線や米国路線などに投入している。座席数は2クラス137席で、ビジネス12席、エコノミー125席となっている。
A220は、カナダのボンバルディアが開発した小型旅客機「Cシリーズ」の事業会社をエアバスが2018年7月に買収し、名称を変更したもの。A220-100(旧CS100)とA220-300(CS300)の2機種で構成され、メーカー標準座席数はA220-100が100-130席、中胴が3.7メートル長いA220-300は130-160席となる。
航続距離はA220-100が6390キロ(3450海里)、A220-300が6297キロ(3400海里)。東京を起点とした場合、香港やベトナムのホーチミン、ハノイ、タイのバンコク、シンガポールなどを結ぶことができる。
エア・カナダのA220
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A220
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