ボーイングは現地時間12月19日、トルコのLCC、ペガサス航空(PGT/PC)が737-10(737 MAX 10)を最大200機発注したと発表した。このうち確定発注は100機で、残り100機はオプション(仮発注)となる。2028年に初受領する計画で、同社の機材発注では過去最大となった。
737-10は、737の発展型である737 MAXファミリーの中で胴体長がもっとも長い「最大の737 MAX」で、最大座席数は1クラス230席。航続距離は5740キロ(3100海里)で、従来機と比べて燃料消費量とCO2(二酸化炭素)排出量をそれぞれ20%削減できるとしており、単通路機の中ではもっとも座席単価が低いことを売りにしている。
ペガサス航空はネットワークの拡充などに737-10を充てる。100機のオプションを確定発注に切り替えるかは、今後数年の市場状況と同社の航空機ニーズに基づいて判断するという。
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