エアライン, 空港 — 2014年1月23日 12:06 JST

JAL夏ダイヤ、国内6路線再開と山形増便 運賃は据え置き

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 日本航空(JAL、9201)は1月22日、夏ダイヤ期間(3月30日から10月25日)の国内線再開路線や増便などを発表した。2010年の経営破綻後に運休した伊丹-松本線など6路線を再開し、地方自治体と航空会社が共同で地方路線の利用者を増やすアイデアを出し合う羽田空港の「政策コンテスト枠」を使い、3月30日から山形線を増便する。(国際線はこちら

ジェイエアのE170=13年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 再開するのは伊丹-松本線(1日1往復)、伊丹-女満別線(1日1往復)、新千歳-出雲線(週4往復)、新千歳-徳島線(週3往復)、中部-釧路線(週3往復)、中部-帯広線(週4往復)の6路線。伊丹-女満別線は破綻前から運休していたが、その他は破綻後の休止路線となる。伊丹-松本線など、代替交通手段の確保が難しい路線が選ばれた。

 伊丹-女満別線が7月19日から、その他は8月1日から運航を開始し、現時点では8月31日までの運航が決定している。

 機材は伊丹-松本線と伊丹-女満別線がエンブラエル170型機(76席)で、その他3路線はボーイング737-800型機(165席)を使用する。

 コンテスト枠を利用する羽田-山形線は、1日1往復を2往復へ増便する。機材はエンブラエル170。現在は午後に羽田を出発する便のみだが、増便により羽田を朝と夕方に出発するようになる。

 国内線運賃については据え置き、消費税が8%となる4月1日から増税分のみ転嫁する。4月1日以降の搭乗分も、3月31日までの購入分は消費税率5%が適用される。

 JALの植木義晴社長は、運賃据え置きによる収支への影響について「正直想定できていない。現状を維持すると考えて欲しい」と述べた。

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