エアバスは現地時間12月10日、カザフスタン共和国に軍用輸送機A400Mを初納入したと発表した。製造中の2機目は2026年に引き渡される見通し。
カザフスタンは2021年にA400Mを2機発注。初号機(MSN139)はスペイン南部セビリアの最終組立工場からカザフスタン南部アルマトイへフェリーされ、納入式典の場で引き渡された。
A400Mはターボプロップエンジン4基で飛行する輸送機。初号機(MSN7)は2013年8月1日にフランス空軍へ引き渡された。最大ペイロードは37トン、巡航速度は最大マッハ0.72、最大高度は3万7000フィート。2021年5月に100機目がスペイン空軍に引き渡された。これまでに9カ国合わせて130機以上が引き渡されている。
・カザフスタン、A400Mを2機発注 24年納入開始(21年9月2日)
・エアバス、100機目のA400M納入(21年5月25日)
・エアバス・ミリタリー、A400M初号機を仏空軍に納入(13年8月3日)