エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2024年12月10日 22:59 JST

ハワイアン航空、成田-シアトル25年5月就航 JALと北米アジア需要獲得へ

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 アラスカ航空(ASA/AS)グループは現地時間12月10日、傘下のハワイアン航空(HAL/HA)がシアトル-成田線、ソウル(仁川)線の2路線を2025年5月から直行便で順次開設すると発表した。ハワイアン航空の日本路線で、ハワイ諸島が発着地ではない路線は初めて。コロナ後に落ち込んでいるハワイへのレジャー需要に代わり、旺盛な北米とアジアを結ぶ3国間流動を提携する日本航空(JAL/JL、9201)とともに取り込む。

シアトル-成田線を25年5月に開設するハワイアン航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 シアトル-成田線はシアトル発が5月12日、成田発は翌13日に就航予定。現在のホノルル-成田線をシアトル発着に変更することで、新型コロナ後の需要が低迷している日本-ハワイ間の供給を適正化する。同時に、アラスカ航空が加盟する航空連合「ワンワールド」のパートナーで、ハワイアンと2018年から提携しているJALのネットワークを活用し、北米とアジアの乗り継ぎ需要に照準を合わせる。

 機材はほかの日本路線と同様、エアバスA330-200型機を使用。座席数は3クラス278席(ビジネス18席、エクストラ・コンフォート68席、エコノミー192席)となる。シアトル発着の直行便に切り替わる予定のホノルル-成田線は、2016年7月22日にホノルル発、翌23日に成田発が就航した。

 初便の運航スケジュールは、成田行きHA823便がシアトルを午後1時30分に出発し、翌日午後4時に到着。シアトル行きHA824便は午後6時25分に成田を出発して、午前11時30分に到着する。

 一方、ホノルル-羽田線は現在の週12往復から週14往復(1日2往復)のダブルデイリーに増便。ホノルル-関西線、福岡線も継続し、日本-ハワイ間のフライトは週24往復になる。

 また、シアトル-ソウル線は10月就航を予定。運賃などは年明けに発表する見通し。

運航スケジュール
シアトル-成田線(25年5月12日から)
HA823 シアトル(13:30)→成田(翌日16:00)運航日:毎日
HA824 成田(18:25)→シアトル(11:30)運航日:毎日

ホノルル-成田線
HA821 ホノルル(12:15)→成田(翌日16:00)
HA822 成田(18:25)→ホノルル(06:40)

関連リンク
Alaska Airlines
ハワイアン航空

ハワイアン航空、日本路線でも無料機内WiFi エアバス全機にStarlink導入完了(24年9月25日)
アラスカ航空、ハワイアン航空の買収完了 運航は個社継続(24年9月19日)
ハワイアン航空、787-9初受領 4月就航(24年2月28日)
JALとハワイアン航空、コードシェア開始、成田2タミに集結(18年3月26日)
JAL、ハワイアン航空と提携 18年3月からコードシェア、特典航空券やマイルも(17年9月26日)
ハワイアン航空、成田-ホノルル開設「乗った瞬間ハワイ体験できる」(16年7月23日)