関西空港を運営する関西エアポート(KAP)は12月10日、スポット(駐機場)を増設すると発表した。発表済みの貨物のほか、新たに旅客用を含む計5スポットを増設し、増設後は104スポットに拡大。大阪・関西万博を契機として需要増が見込まれることから、発着枠の拡大に対応する。
増設する5スポットのうち、旅客用は2カ所。1期島北側に、搭乗橋(PBB)がない「オープンスポット」として整備する。供用開始は2025年春を予定する。
残りの3つは貨物用で、2期島の国際貨物地区に設置。米フェデックスの北太平洋地区ハブに隣接し、ボーイング747型機と777の大型貨物機に対応する(関連記事)。年度内の供用開始を目指し整備を進めていたもので、供用開始日が12月26日に決まった。
関連リンク
フェデックス北太平洋地区ハブ(関西エアポート)
関西国際空港
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