空港 — 2024年11月22日 17:04 JST

福岡空港、国際線の施設使用料値上げ 大人2530円

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 福岡空港を運営する福岡国際空港会社(FIAC)は11月22日、国際線の旅客施設使用料(PSFC)を2025年3月30日発券分から値上げすると発表した。国際線ターミナルの増改築などによるもので、出発客は約2.6倍の値上げとなり、他の主要空港と同水準の金額になる。

福岡空港の国際線ターミナル=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 現在のPSFCは出発客のみ徴収。満12歳以上の大人980円、満2歳以上12歳未満の子供490円で、改定後は大人2530円、子供1260円に引き上げる。また、国際線で福岡へ到着後、同日中に異なる国際線で出国する乗り継ぎ客からも、大人1260円、子供630円を新たに徴収する。いずれも利用者が航空券購入時に運賃とともに徴収される「オンチケット方式」になる。

 福岡空港では、1999年5月20日の国際線ターミナル開業時からPSFCを設定。国内線は2020年3月29日搭乗分から導入した。今回の改定は国際線のみで、国内線は現状の大人110円、子供50円から変更はない。

 増改築工事中の国際線ターミナルは、2025年3月28日にグランドオープンを予定している。

 主要空港の国際線PSFCは、羽田空港の出発が大人2950円、子供1470円、乗り継ぎが大人1470円、子供730円。成田空港はPSFCに加えて旅客保安サービス料 (PSSC)が1人一律700円加算され、第1・第2ターミナル出発は大人が2460円とPSSCの計3160円、子供が1240円とPSSCの計1940円、第3は大人が1370円とPSFCの計1930円、子供が690円とPSFCの計1390円などとなっている。

 関西空港もPSSCを一律320円徴収しており、第1から出発する場合、大人は2780円とPSSCの計3100円、第2出発の大人は1250円とPSSCの計1570円などに設定。新千歳空港は大人2610円、子供1300円、那覇空港は大人1000円、子供500円となっている。

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