エアバス, 機体, 需要, 需要実績 — 2024年11月8日 11:40 JST

エアバス、リヤド航空から初受注 納入減9機減=10月実績

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 エアバスの2024年10月の引き渡しは、前年同月比9機減の62機だった。受注は37機減の82機で、いずれも単通路機のみ。サウジアラビアの新航空会社リヤド航空(RXI/RX)から初受注した。

—記事の概要—
引き渡し
受注

引き渡し

リヤド航空のA321neoのイメージ(同社サイトから)

 引き渡しの内訳は、A320ファミリーが48機(前年同月51機)、A330ファミリーが4機(3機)、A350ファミリーが2機(8機)、A220ファミリー(旧ボンバルディアCシリーズ)は8機(9機)だった。

 A350のうち長胴型のA350-1000は1機で、日本航空(JAL/JL、9201)へ10月15日付で引き渡した。残り1機は標準型のA350-900で、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)へ納入した。

 A330は4機中3機がA330-900(A330neo)で、仏コルセール(CRL/SS)、ヴァージン・アトランティック航空(VIR/VS)、デルタ航空(DAL/DL)が1機ずつ導入した。

 A320はA321neoが32機で最も多く、A320neoの14機、A319neoの2機が続いた。

受注

 受注はA320ファミリーが82機(前年同月は95機)、A330ファミリーがゼロ(ゼロ)、A350ファミリーがゼロ(10機)、A220ファミリーはゼロ(14機)だった。

 A320のうちA321neoは63機、A320neoは19機で、A319neoはゼロ。A321neoのうち60機はリヤド航空が発注した。

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