エアバスは現地時間10月30日、民間航空機事業のクリスチャン・シェーラーCEO(最高経営責任者)が退任すると発表した。後任には独MTUアエロエンジンズCEOのラーズ・ワグナー氏が就任する。ワグナー氏は2025年12月31日までMTUのCEOを務め、その後シェーラー氏の後任に就く。
ワーグナー氏は1975年生まれの49歳。以前はエアバスに所属しており、海外勤務を含む管理職を歴任した。その後MTUへ移り、2023年1月からは同社CEOを務めている。
シェーラー氏は1984年にエアバスへ入社。グループ防衛宇宙部門のエアバス・ディフェンス・アンド・スペースを中心に要職を務め、2016年にエアバスと伊アレニア・アエルマッキの共同事業体で、ターボプロップ機を手掛けるATRのCEOに就任した。現職は今年1月から務めている。
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