エアライン — 2024年10月9日 21:33 JST

ANA、ビジネスクラスWi-Fi無料化 エコノミーはテキスト送受信

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 全日本空輸(ANA/NH)は10月9日、国際線ビジネスクラスの機内インターネット接続サービス「ANA Wi-Fi Service(ANA Wi-Fiサービス)」を無料化した。プレミアムエコノミーとエコノミークラスは、テキストメッセージの送受信のみ無料で利用できる。

Wi-Fiサービスが無料になったANAのビジネスクラス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAは2014年3月1日から国際線でWi-Fiサービスを開始。ファーストクラスは2018年6月から無料化しており、ビジネスクラスは今年4月10日の発表時点では今夏から無料化する予定だった。

 ファーストとビジネスでサービスを利用したい乗客は、客室乗務員から無料バウチャーカードを受け取って利用する。バウチャーは1人1枚で、端末1台を接続できる。また、動画やビデオ通話などの大容量のデータ送受信を伴う通信は利用できない。

 プレエコとエコノミーの無料サービスは、SNSやEメールなどのテキストメッセージの送受信が対象。当初は年度内の開始としていたが、9日午前1時から無料化した。

 ボーイング787-8型機の一部や767-300ERなど、Wi-Fiサービスを利用できない機材もある。

 国内線のWi-Fiサービスは、2018年4月に無料化している。

 国際線のネット接続サービスは、国内では日本航空(JAL、9201)が2012年7月15日から「機内Wi-Fiサービス」の提供を開始。国際線就航70周年を記念して今年2月限定で無料提供し、10月1日からは全クラス無料化した。ファーストとビジネスは時間無制限で、プレエコとエコノミーは1時間無料で利用できる。傘下の中長距離LCC、ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は2020年の就航当初から全席で無料提供している。

 世界的にもネット接続サービスはエコノミークラスも含めた無料化が進んでおり、シンガポール航空(SIA/SQ)やエア・カナダ(ACA/AC)などが無料提供の範囲を拡大している。

関連リンク
ANA Wi-Fiサービスのご案内(ANA)
全日本空輸

写真特集・ANA新777-300ER
(1)43インチ4Kモニターと引き戸付き個室ファーストクラス
(2)ドア付き個室ビジネスクラス
(3)世界最大の個人モニター備える1列10席エコノミー
(4)木目調パネルで落ち着いた空間

搭乗記・ANA新ビジネスクラスTHE Room
前編 幅広シートでリビングのような個室空間
後編 iPhoneがリモコンになる4Kモニター

ANA、ビジネスクラスの機内WiFi無料化へ エコノミーもテキスト開放(24年4月10日)