エアライン — 2024年10月3日 18:00 JST

JALとガルーダ、共同事業25年4月開始へ

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 日本航空(JAL/JL、9201)とガルーダ・インドネシア航空(GIA/GA)は10月3日、共同事業(JV)の開始で合意し、同日付で契約を締結したと発表した。2025年4月から日本-インドネシア間で始める見通し。

JV契約を締結したJALの鳥取三津子社長(右)とガルーダのイルファン・スティアプトラ社長(JAL提供)

 両社は2018年9月に包括提携を締結。同年冬ダイヤからコードシェア(共同運航)を開始し、将来的なJVの開始に向け協議を進めてきた。今年8月には、国土交通省から独占禁止法適用除外(ATI)認可を取得した。

 現在のコードシェア対象は両社とも5路線ずつ計10路線で、JALが運航する成田-ジャカルタ線と、羽田-札幌(新千歳)・中部・伊丹・福岡の国内線に、ガルーダの「GA」便名を、ガルーダのデンパサール-成田線とジャカルタ-羽田線、ジャカルタ-ジョグジャカルタ・スラバヤ・デンパサールの国内線にJALの「JL」便名を付与し、コードシェアを展開している。

 JALは2022年7月に、東京-ジャカルタ線の就航60周年を迎えた。当時は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、JVへの話し合いが鈍化しており、JALの清水新一郎副社長(当時)は状況を勘案しながら協議を進める姿勢を示していた(関連記事)。

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