エアバス, エアライン, 機体, 空港, 解説・コラム — 2024年9月29日 22:16 JST

JAL、大谷選手「DREAM SHO JET」就航　新千歳の青空舞う

共有する:

　米メジャーリーグ（MLB）ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手をデザインした日本航空（JAL/JL、9201）の特別塗装機「DREAM SHO JET」（エアバスA350-900型機、登録記号JA08XJ）が9月29日、国内線に就航した。夢に挑戦する若者を応援するJALのプロジェクト「DREAM MILES PASS（ドリームマイルパス）」の一環で、2026年3月ごろまで国内幹線を中心に運航する。

新千歳空港を離陸し羽田へ向かう大谷選手を描いたJALの「DREAM SHO JET」によるJL504便＝24年9月29日 PHOTO: Masatoshi KINOSHITA/Aviation Wire

　大谷選手を機体後方に横が約19メートル、縦約5メートルずつ、左右異なるデザインで描き、機体に貼り付けたデカールは左右45枚ずつ計90枚。機内では限定デザインの紙コップ6種類を用意した。

　座席数は3クラス369席（X11仕様）で、ファーストクラス12席、クラスJ 94席、普通席263席。就航路線は羽田－伊丹・札幌（新千歳）・福岡・那覇、伊丹－那覇の国内5路線となる。

羽田空港の格納庫でお披露目された大谷翔平選手をデザインしたJALの「DREAM SHO JET」＝24年9月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

大谷翔平選手をデザインした「DREAM SHO JET」の初便の乗客にプレゼントされる搭乗証明書などを手にするJALの客室乗務員＝24年9月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　就航初日の29日は、初便の羽田午前7時20分発の札幌（新千歳）行きJL503便、札幌午前9時45分発の羽田行きJL504便、羽田午後1時発の福岡行きJL319便、福岡午後4時発の羽田行きJL320便、羽田午後6時45分発の福岡行きJL331便の計5便に投入された。

　初便のJL503便は、羽田の11番スポットから午前7時25分に出発し、C滑走路（RWY34R）から離陸。新千歳空港には2分早着となる午前8時48分に到着した。乗客には初便を記念し、搭乗証明書がプレゼントされた。

　DREAM SHO JETは、JALが27日から始めた夢に挑戦する若者を応援するプロジェクト「DREAM MILES PASS」の一環。同プロジェクトは、JALが夢を追う若者に航空券を還元するもので、大谷選手が高校球児からMLBのトップ選手になるまでの総移動距離89万2440キロ分の航空券を提供する。

　スポーツに限らず、音楽など芸術分野、料理など、幅広い分野が対象。物価高や円安で渡航費用がかさむ中、若者の負担を軽減する取り組みの象徴として、DREAM SHO JETを就航させた。

＊写真は16枚（初日の運航実績は写真下に掲載）。

新千歳空港に着陸する大谷選手を描いたJALの「DREAM SHO JET」初便の羽田発JL503便＝24年9月29日 PHOTO: Shota DOKI/Aviation Wire

新千歳空港に着陸する大谷選手を描いたJALの「DREAM SHO JET」初便の羽田発JL503便＝24年9月29日 PHOTO: Shota DOKI/Aviation Wire

新千歳空港に着陸した大谷選手を描いたJALの「DREAM SHO JET」初便の羽田発JL503便＝24年9月29日 PHOTO: Shota DOKI/Aviation Wire

新千歳空港に着陸した大谷選手を描いたJALの「DREAM SHO JET」初便の羽田発JL503便＝24年9月29日 PHOTO: Shota DOKI/Aviation Wire

新千歳空港を出発する大谷選手を描いたJALの「DREAM SHO JET」による羽田行きJL504便＝24年9月29日 PHOTO: Shota DOKI/Aviation Wire

新千歳空港を出発する大谷選手を描いたJALの「DREAM SHO JET」による羽田行きJL504便＝24年9月29日 PHOTO: Shota DOKI/Aviation Wire