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三菱UFJ銀行は9月24日、ANAホールディングス（ANAHD、9202）が出資するavatarin（アバターイン、東京・中央区）が開発したアバターロボット「newme（ニューミー）」による接客サービスの実証実験を始めた。
avatarinの遠隔操作ロボット「newme」＝21年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
実証店舗は浅草橋支店で、2カ月間を予定。来店者への店舗ロビーでの案内や、商品・サービスの説明業務にnewmeを使い、従業員が遠隔で接客する。
三菱UFJ銀行では、新たなツールの導入による利用者の体験向上や、アバターロボットの遠隔操作による従業員の柔軟な働き方の検証を進める。少子高齢化による労働力不足や、子育てや介護との両立などに役立つかをavatarinと可能性を模索する。
avatarinは、中部空港（セントレア）を運営する中部国際空港会社とともに、newmeを使った空港内での案内業務の実証実験を行うなど、リモートワークへのアバターロボットの活用に取り組んでいる。今年7月には、第三者割当増資でソフトバンク（9434）など6社から総額37億円を調達している。
・ANA系avatarin、37億円調達 第三者割当増資、ソフトバンクら6社（24年7月18日）
・ANA系avatarin、遠隔操作ロボットで空港の生産性向上 国交省が採択（23年11月22日）
・ANA系avatarinと中部空港、遠隔操作ロボットで案内業務の実証実験（23年11月7日）
・ANA、アバター事業会社「avatarin」設立（20年4月2日）
・ANAHD、遠隔交流アバター「newme」 片野坂社長「加速度的に増える」（19年10月16日）
・ANA、アバター事業始動 遠隔操作で接客、釣りや素潜り体験も（18年4月9日）