解説・コラム — 2024年9月22日 09:10 JST

米政府のKC-46日本売却承認が1位　先週の注目記事24年9月15日-21日

By Tadayuki YOSHIKAWA

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　9月15日から21日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、米国政府による日本政府への空中給油・輸送機KC-46A「ペガサス」売却承認の記事でした。

空自のKC-46A（空自提供）

第1位 米政府、日本へKC-46A最大9機売却承認

　米国は現地時間13日（日本時間14日）に、最大9機のKC-46AをFMS（対外有償軍事援助）により日本へ売却することを承認。推定41億ドル（約5775億円）に及ぶものですが、KC-46Aは不具合を抱えている点が懸念材料です。

　KC-46Aがどのような機体で、原型となったKC-767との違い、具体的な問題点などの解説記事も第7位にランクインしました。ネットでよくみられる出所が不確かな情報ではなく、米国政府などの公式書類を確認してまとめた記事です。

・空中給油の肝・遠隔視認システム改善は2026年か　特集・KC-46Aが抱える”持病”のいま

　報道機関が記事を出す以上、「裏取り」はごく当たり前のことですが、最近はそうではない自称「記者」「ジャーナリスト」による“記事”が増えているように感じ、読者の知る権利を守り続ける上で憂慮すべき事態です。われわれは読者の代わりに取材し、情報収集・精査する立場にあり、他人のふんどしで仕事をすることは許されない立場にあります。

第2位 JAL初の777-300ER退役機、白塗りで4号機離日　A350-1000へ世代交代本格化

　第2位は、JALのボーイング777-300ER型機で初の退役機となった4号機（登録記号N3243P、元JA734J）が19日深夜、羽田から売却先の米国へ出発。社員に見送られ、アンカレッジ経由でニューメキシコ州ロズウェルへ向かいました。出発時の様子を同時撮影した動画も追加しました。

第3位 JAL、国内線でハローキティグッズ　FEILERハンカチ・ボトル機内販売

　第3位は、日本航空（JAL/JL、9201）がハローキティをデザインしたハンカチや、ステンレスボトルを国内線の機内販売で取り扱い。搭乗時に機内で登録手続きを済ませると降機後も3日間購入できるようです。

先週の注目記事
1. 米政府、日本へKC-46A最大9機売却承認

2. JAL初の777-300ER退役機、白塗りで4号機離日　A350-1000へ世代交代本格化

3. JAL、国内線でハローキティグッズ　FEILERハンカチ・ボトル機内販売

4. オンリーユーエア、ホンダジェット最新エリートII受領　国内初導入、2機体制に

5. JAL、787ビジネスクラスシート中古販売　JA826Jのシェルフラットネオ

6. JAL、羽田－青森臨時便と機材大型化　東北新幹線運転見合わせで

7. 空中給油の肝・遠隔視認システム改善は2026年か　特集・KC-46Aが抱える”持病”のいま

8. 羽田の豪州路線、1枠分を再配分へ　豪ヴァージン撤退で25年2月から