日本航空(JAL/JL、9201)は、ボーイング787-8型機に搭載していた国際線ビジネスクラスのシートを、オンラインショッピングモール「JAL Mall(JALモール)」内で販売している。2席1セットのみで、税込価格は787にちなみ107万8701円。
販売しているシートは、JALの787-8のうち自動車のナンバープレートにあたる「登録記号」JA826Jに搭載されていたもの。JALの787が2012年4月22日に就航した当時のビジネスクラス「Shell Flat NEO(シェルフラットネオ)」で、2-2-2席配列の中央にあたる座席番号7DG席となる。大きさは最大値で幅143センチ×奥行き120センチ×高さ122センチ。
JALがシートメーカーと居心地にこだわって独自開発したもので、グッドデザイン賞を受賞。客室改修で取り下ろされたもので、実際に運航していたものであるため、キズなどがあるという。
JA826Jは2012年4月に引き渡され、2021年4月には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン輸送のJAL初便に使用された。2022年にJAL傘下の中長距離LCCであるZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)へ転籍し、同社の4号機として運航中。2022年12月12日には、成田-サンノゼ線の初便に投入された。
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ボーイング787-8 ビジネスクラスシート(Shell Flat NEO)
日本航空
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