日本航空(JAL/JL、9201)は9月18日、羽田-福岡線の直行便就航70周年を記念したキャンペーンを展開すると発表した。特設ページで70年の歴史を振り返るほか、対象期間中の搭乗で往復航空券などをプレゼントする。
搭乗キャンペーンは羽田-福岡線が対象で、10月1日から12月26日までの期間中に対象運賃での搭乗でエントリーできる。羽田-福岡線の往復航空券や同路線に投入するエアバスA350-900型機のモデルプレーンなどを、70人にプレゼントする。
また、福岡市内にある水炊き専門店「博多華味鳥」で土産をプレゼントする。保安検査場の端末機で発行する用紙「ご搭乗案内」を対象9店舗に提示し受け取る。対象期間は10月1日から11月30日までで、羽田-福岡線のもののみ有効となる。
このほか、航空券と宿泊を合わせた「ダイナミックパッケージ」の割引クーポンも用意する。旅行代金が1グループにつき4万円以上の場合、1グループ2000円を割り引く。対象期間は10月1日から2025年3月31日出発分と、4月1日から6月30日出発分の2期間で、それぞれ先着3500枚ずつ用意する。12月27日から1月5日出発分は対象外。
羽田-福岡線は戦後初の国内民間航空路線として、1951年10月25日に開設。当時は伊丹を経由し1日1往復で、初便は36人乗りのマーチン2-0-2型機「もく星」号(登録記号N93043)で運航した。当時の日本は敗戦により自国の航空会社による運航が認められていなかったため、運航は米ノースウエスト航空(現デルタ航空)に委託してスタートした。
1952年4月15日からは、伊丹のほか岩国への寄港も開始。同年9月20日からは機材を変更し、社有1番機のダグラスDC-4型機「高千穂」号(JA6002)を投入した。路線開設1周年を迎えた10月25日からは、自主運航を開始した。
直行便に切り替わったのは70年前の1954年11月25日で、国際線で運航していたDC-6Bを投入した。
2019年9月1日からは、静粛性や快適性が売りのA350-900を投入。羽田-福岡線が導入1路線目となった。現在の同路線は1日17往復運航する。
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