スカンジナビア航空(SAS/SK)は現地時間9月1日、航空連合「スカイチーム」に正式加盟した。前日8月31日まではスターアライアンスに加盟していた。スカイチームはSASの加盟により、世界最南端アルゼンチンのウシュアイアと、最北端ノルウェーのスヴァールバルの両方の商業空港に就航する唯一のアライアンスとなった。
スカイチームは、スカンジナビアの主要空港へのアクセスが加わることで、ネットワークを強化。SASの加盟により、同社のマイル会員制度「SAS ユーロボーナス」のシルバー会員はスカイチームのエリートレベル、ゴールドとダイヤモンド会員はエリートプラスとして認定された。
これにより、750カ所以上の空港ラウンジや優先チェックイン、優先搭乗、優先手荷物取扱いなどで、スカイチームの「SkyPriority」サービスを利用できるようになった。
スカイチーム加盟により、SASの利用者はアフリカ、中南米、カリブ海地域など、これまで就航していなかった都市を含むスカイチームの1060以上の就航地へ渡航できるようになった。
日本では、スターアライアンス脱退後も全日本空輸(ANA/NH)とのコードシェア(共同運航)を1日以降も継続。一方、マイレージ提携は8月31日付で終了した。
SASは、1997年5月14日にスターアライアンスが発足時の加盟5社の1社。エア・カナダ(ACA/AC)とルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)、タイ国際航空(THA/TG)、ユナイテッド航空(UAL/UA)が発足メンバーで、5社の中で脱退は初めて。現在は26社が加盟している。
新たに加盟したスカイチームは、エールフランス航空(AFR/AF)とデルタ航空(DAL/DL)、アエロメヒコ航空(AMX/AM)、大韓航空(KAL/KE)の4社で2000年6月22日に設立。2023年3月には、ヴァージン・アトランティック航空(VIR/VS)が英国の航空会社では初めて加わり、現在は20社が加盟している。
関連リンク
スカンジナビア航空
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