防衛省は8月26日、中国軍のY-9情報収集機が長崎県男女群島沖の領海上空を侵犯したと発表した。航空自衛隊西部航空方面隊の戦闘機が緊急発進し、通告と警告を実施した。
領空侵犯したのは1機で、午前11時29分ごろから31分ごろにかけて、男女群島の南東沖の領空を侵犯した。
中国共産党系ニュースサイト「中国網」などによると、Y-9は中国航空工業集団公司(AVIC)傘下の陝西飛機工業公司が開発した輸送機。領空侵犯した機体は、Y-9に電波傍受や電子戦などの機器を搭載したタイプとみられる。
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