エアライン — 2024年8月26日 10:47 JST

台風10号、27日以降の西日本発着便に影響懸念

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 強い台風10号の日本接近に伴い、航空各社では8月27日から29日にかけて、西日本を発着する便を中心に欠航や遅延などの影響が出る可能性があるとしている。27日は奄美群島、28日以降は名古屋以西の発着便が影響懸念の主な対象となる見込み。

*30日正午時点の欠航情報はこちら

26日午前9時の台風10号の経路図(気象庁のサイトから)

 気象庁によると、強い台風10号は26日午前9時の時点で日本の南の北緯27度10分、東経133度40分にあり、1時間に約20キロの速さで西北西へ進んでいる。中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径55キロ以内は風速25メートル以上の暴風となっており、27日以降、西日本や奄美地方に接近する見込み。

JAL

 日本航空(JAL/JL、9201)では、国内線は27日の奄美大島、種子島・屋久島・喜界島の発着便に、一部欠航などの影響が出ている。鹿児島-奄美大島線の一部便、奄美大島-喜界島線は全便の欠航が26日午後1時10分の時点で決まった。

 28日の国内線は、伊丹・関西・中部・新潟・小松・松本・南紀白浜・但馬・隠岐・岡山・出雲・広島・山口宇部・徳島・高松・高知・松山・北九州・大分・宮崎・種子島・屋久島の発着便に、影響が懸念されるとしている。

 29日の国内線は、山口宇部・松山・福岡・北九州・大分・長崎・熊本・宮崎・鹿児島の発着便に、影響が懸念されるとしている。

 国際線は、28日に関西空港と中部空港を発着する一部便に欠航が出ている。

 JALでは、台風10号関連の運航情報を26日午後7時ごろに更新予定。台風10号の影響が見込まれる対象便については、実際の運航状況に関わらず、手数料を徴収せずに搭乗予定便の変更や払い戻しに応じる。

ANA

 全日本空輸(ANA/NH)では、国内線は28日の八丈島・伊丹・関西・神戸・中部・鳥取・米子・萩 石見・岡山・広島・岩国・山口宇部、徳島・高松・高知・松山・大分・対馬・五島福江・宮崎・鹿児島の発着便に、影響が出る可能性があるとしている。29日は伊丹・関西・神戸・中部・鳥取・米子・萩 石見・岡山・広島・岩国・山口宇部、徳島・高松・高知・松山・福岡・佐賀・大分・熊本・長崎・対馬・五島福江・宮崎・鹿児島の発着便に、影響が懸念されるとしている。

 国際線は、28日以降の関空発着便に運航への影響が生じる可能性があるという。

 ANAでは、台風10号関連の運航情報を26日午後6時ごろに更新予定。台風10号の影響が見込まれる対象便については、実際の運航状況に関わらず、手数料を徴収せずに搭乗予定便の変更や払い戻しに応じる。

スカイマーク

 スカイマーク(SKY/BC、9204)では、27日は奄美大島、28日から29日は鹿児島の発着便に、影響が出る可能性があるとしている。

 台風10号の影響が見込まれる対象便については、実際の運航状況に関わらず、手数料を徴収せずに搭乗予定便の変更や払い戻しに応じる。

ピーチ

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)では、27日は奄美発着2路線あわせて4便の欠航が26日午前11時30分の時点で決定。関西-奄美線(MM205/206)、成田-奄美線(MM541/542)の2路線で、計625人に影響が及ぶ。

 そのほかの航空会社も、最新情報をウェブサイトなどで確認するよう呼びかけている。

【更新履歴】
JALの27日運航便について、一部便の欠航決定を反映し、同社の次回発表予定時刻を更新しました。(24年8月26日 13:45 JST)
ピーチの欠航情報を追記しました。(24年8月26日 12:34 JST)

関連リンク
台風情報(気象庁)
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