エアバスは現地時間8月13日、ラトビアのエア・バルティック(BTI/BT)がA220-300型機を10機追加受注したと発表した。同社からの発注は計90機となり、欧州最大のA220の顧客となっている。
エア・バルティックは機材をA220-300に統一しており、これまでに80機発注済み。座席数は1クラス148席で、現在は約50機を運航している。
A220は、カナダのボンバルディアが開発した小型旅客機「Cシリーズ」の事業会社をエアバスが2018年7月に買収し、名称を変更したもの。A220-100(旧CS100)とA220-300(CS300)の2機種のうち、エア・バルティックは旧CS300のローンチカスタマーで、初号機(登録記号YL-CSA)を2016年11月に受領した。
エアバスは2022年5月に、A220-300のデモツアーをアジア太平洋地域で開催。エア・バルティックのA220-300(YL-ABH)が羽田空港に飛来し、機内を公開した。その後、仙台空港でも公開し、ラトビアへ戻った。
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Airbus
Air Baltic
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