全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の中堀公博常務は7月30日、品質問題により納入遅延が生じているボーイング機の受領について、現時点でANAグループの事業計画に影響は及ぼさないとの見方を示した。
ANAは、ボーイング787型機のローンチカスタマーで現在も受領を続けているほか、開発中の大型機777Xや小型機737 MAXを発注済み。777Xと737 MAXは、ともに2025年度から受領を開始する見通し。
7月にロンドンで会見したボーイングのステファニー・ポープ民間航空機部門社長兼CEO(最高経営責任者)は、品質問題が起きている737 MAXと787の生産レートを年内に戻すことを明らかにし、安全性や品質の向上に注力していることを強調した。また、777XはFAA(米国連邦航空局)からの型式証明取得に向けた飛行試験を7月から始めている。
グループCFO(最高財務責任者)を務める中堀常務は、「まだボーイングから
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