スカイマーク株、鈴与系ファンドが鈴与HDから取得

　スカイマーク（SKY/BC、9204）は7月26日、鈴与（静岡市）系投資ファンドの鈴与スカイ・パートナーズ2号投資事業有限責任組合が、鈴与ホールディングス（HD、静岡市）からスカイマークの株式を取得するとの連絡を受けたと発表した。スカイマークの筆頭株主は、2023年11月に鈴与系となっている。

鈴与系ファンドが筆頭株主のスカイマーク＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　鈴与系ファンドが鈴与HDから取得したスカイマーク株は358万6086株で、総株主の議決権の数に対する割合は6.08％。議決権ベースで5％以上の株式取得となり「公開買付けに準ずる行為として政令で定める買集め行為」にあたることから、金融商品取引法に基づいて公表した。

　2023年11月に、スカイマークの経営再建を主導した投資ファンド「インテグラル」の関連ファンドが、フジドリームエアラインズ（FDA/JH）などを傘下に持つ鈴与HDへスカイマーク株を譲渡。スカイマークの筆頭株主は鈴与HDとなり、議決権比率は当時13.01％となった。鈴与HDは、今年3月に市場外の相対取引で鈴与スカイ・パートナーズ投資事業有限責任組合へ株式を譲渡している。

　その後、インテグラルは3月に鈴与HDへ保有するスカイマーク株をすべて譲渡。発行済株式総数の5.9％にあたるもので、約35億円で売却して経営再建を終結させた。今回鈴与HDが鈴与スカイ・パートナーズ2号投資事業有限責任組合へ譲渡したスカイマーク株は、3月に取得した分とみられる。

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