エアライン — 2024年7月5日 14:24 JST

ANA、ホノルル往復8.7万円 国際線タイムセール

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 全日本空輸(ANA/NH)は7月5日、国際線航空券のタイムセールを始めた。販売は11日までで、セール運賃の期間は2025年3月19日までのうち、路線ごとに設定。ホノルル往復8万7000円からなどを目玉とし、インバウンド(訪日)と比べて回復が遅れる日本人のアウトバウンド(出国)需要喚起を目指す。

国際線タイムセールを実施するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 セール運賃の出発日を基準とする設定期間は、ホノルル線が8月16日から2月28日、中国線が8月19日から12月31日、台湾線が9月1日から30日、シンガポール線が9月1日から10月31日、東南アジア・インド・香港線が9月1日から12月10日、米国・カナダ線が9月1日から12月12日、欧州線が9月1日から3月19日、パース線が10月27日から12月10日。タイムセールの適用除外期間は路線により異なる。

 対象路線のうち、羽田・成田-ホノルル線エコノミークラスは往復8万7000円からで、成田-ホノルル線のプレミアムエコノミーは同15万4000円から。出発日ベースの適用除外期間は両クラスとも12月27日から30日となる。ホノルル線のうち、エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」を投入しているのは成田発着便のみ。

 米国はニューヨーク・ロサンゼルス・サンフランシスコのエコノミーが往復13万8000円からで、シカゴ・シアトル・オーランド・ラスベガスは同14万8000円から。また、カナダのバンクーバーは同12万8000円から。

 欧州各都市のエコノミーは同16万円からで、適用除外期間は12月18日から1月6日まで。

 10月14日から定期便を週3往復(月木土)で再開する成田-パース線のエコノミークラスは、同12万円から。

 セール運賃でもっとも安価なのは羽田-北京線のエコノミー往復で、同4万1000円から。適用除外期間は12月18日から29日まで。

 こうした航空会社による旅行需要喚起策の一方で、中国政府はスパイ摘発を目的に、個人のスマートフォンやパソコンなどを検査する新たな規定を7月1日から施行。入国する外国人に対する監視を一段と強化した。新規定は緊急時に警察官などの当局者が、身分を明らかにすれば検査できることなどを明文化した。駐在員や旅行者も例外ではなく、当局による恣意的な運用を懸念する声が出ており、習近平政権に対する警戒感が世界的に高まっている。

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