日本航空(JAL/JL、9201)傘下のスプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)は7月1日、客室乗務員(CA)の制服を刷新すると発表した。CAが企画から参加し、現場の声を反映した機能性とデザイン性を取り入れた。今回刷新する2代目の制服は、就航10周年を迎える8月1日から着用する。
デザインのコンセプトは「安心感」とし、色調にはブランドカラーの黄緑のほか、濃緑も取り入れる。素材には弾力性・伸縮性のあるものを採用し、スカートやパンツのウエストに、ゴムやアジャスターを取り入れることで、着心地・動きやすさを追求した。
女性用は、従来のジャケットとブラウス、スカート、ワンピースに加え、裾に向かって細くなるテーパードシルエットのパンツとベストを新たに採用。個性や好みに合わせ着用できるようにした。またブラウスには、社名の「春」にちなみ、モモとサクラの花をデザイン。太陽や管制塔、機体もあしらった。
男性用はジャケットとベスト、シャツで、アシンメトリーのデザインを採用。パンツのウエストは1サイズで、最大12センチまで調整できるように設計した。
新制服のデザイン・制作は、ユニフォームネット(東京・千代田区)とカーシーカシマ(栃木・佐野市)と協業した。
スプリング・ジャパンは、中国最大のLCCである春秋航空(CQH/9C)の子会社として発足し、2014年8月1日に就航。JALは約5%の出資にとどめていたが、議決権ベースで66.7%に高めて過半数を取得し、2021年6月29日に連結子会社化した。これにより、春秋航空の出資比率は33.3%となった。
就航当初の社名は「春秋航空日本」だったが、2021年11月1日に現社名に変更。2019年4月から新ブランド「SPRING」を取り入れ、空港での案内などは従来からのブランド「スプリング・ジャパン」、社名は「春秋航空日本」を使用してわかりにくかったことから、ブランドと社名をそろえた。
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スプリング・ジャパン
ユニフォームネット
カーシーカシマ
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