全日本空輸(ANA/NH)などが加盟する航空連合「スターアライアンス」は現地時間6月4日に、英ヒースロー空港のターミナル2(T2)への移転10周年を迎えた。現在は加盟23社が入居し、年間1500万人が利用する。
現在のT2は2014年6月4日にオープン。正式名称はオープン当時の英国王エリザベス2世にちなみ「The Queen’s Terminal」と命名された。供用前は加盟各社が異なるターミナルを使用していたが、1カ所に集約する「Move Under One Roof」戦略により使用ターミナルを統合。加盟各社間の乗り継ぎ利便性の向上のほか、空港業務の大幅な合理化にもつながった。
現在は加盟26社のうち、ANAやルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)、ユナイテッド航空(UAL/UA)など23社が入居。23カ国44都市に1日124便を運航している。スターアライアンスのテオ・パナジオトゥリアスCEO(最高経営責任者)は、「ヒースローは重要なハブ空港。われわれの総合的なサービスにより乗客にシームレスな体験を提供できることを誇りに思う」と述べ、10年間に謝意を示した。
ヒースロー空港のターミナルはT2からT5まで4つあり、このうちT3は日本航空(JAL/JL、9201)などが加盟する航空連合「ワンワールド・アライアンス」が、T4はエールフランス航空(AFR/AF)などの「スカイチーム」加盟各社が中心に入居している。T5は同空港を拠点とするブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)が使用する。
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Heathrow Terminal 2
スターアライアンス
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